日本語  English 

top > About us

研究グループについて

2013年4月、理研創発物性科学研究センターの発足と同時に創発分子機能研究グループ(グループディレクター:瀧宮和男)が立ち上がりました。グループの前身は広島大学工学研究科応用有機化学研究室で、当時の4名の大学院生を含む研究室全体で広島より移動し、さらに新たなメンバーも加え、有機エレクトロニクス材料の研究とエネルギーデバイスへの応用を目指し、理研での研究活動を開始しました。
その後、立ち上げ時在籍した学生の卒業、初期メンバーの異動、また、新規メンバーの加入などを経て、2020年4月現在、特別研究員3名とJSPS訪問研究員1名を中心に研究活動を行っています。

2017年4月、瀧宮が東北大学理学研究科化学専攻有機化学第二研究室も主宰することとなり、また「創発分子機能研究チーム」と研究室名が更新されました。そして、理研と大学の二研究室の共同研究や人的交流の準備を開始し、2019年からは東北大所属の大学院生が研修生として在籍しています。
さらに、2016年から開始したフランス・ボルドー大学の有機エレクトロニクス研究グループ(PI: Prof. Lionel Hirsh)との共同研究も進めており、日本学術振興会や科学研究費補助金の支援を受け、双方の研究室での研究会議や共同実験などの交流も活発に行っています。

本研究チームでは、これまでの有機合成化学を基盤とした構造有機化学、有機機能性材料、有機半導体デバイス研究の知見を活かしつつ、新たな研究テーマの立ち上げも企画しています。例えば、有機無機ハイブリッド材料、熱電変換材料、有機半導体結晶構造制御などの挑戦的なテーマにも本格的に着手しています。
これらの新たな研究を推進するため、従来の研究スペースの構成を大幅に見直し、動線を考えた実験室のリフォームを行うとともに、研究者が効率的に実験を行うことができるような装置・機器類の配置に改善しました。